同族嫌悪と党派性バイアス 「当事者」の政治的な選別と分断 

草津町の事件、それに共感し一緒に騒ぎ立てた人たちはどこまでも感情的で暴力的だった。あの事件だけではなく他にもいろいろありますが、「気に入らない他者」を卑怯なやり方で陥れて、事実確認すらせずにひたすら感情的に叩くだけ、もう […]

新しい階級闘争  権威ある逆張りの空虚さ

まぁよくインテリが何か他者から言われて「失礼だ」という表現を使うけれど、そして確かに失礼な言動というのは数多くあるけれど、 「生徒でもなければ弟子でもない、そしてその分野の人でもなく何か同じものを目指しているわけでもない […]

リベラルバイアスとプロパガンダ  「性犯罪」というものに特有な何か

SNSの「140文字の藁人形論法」は、けっきょく相手を否定したいだけの人は延々とそれを続け変わらない、というのがよくわかる。 「両義性を含んだ全体」として対象をみていこうとすることが出来なくなっている「リベラルとはいえな […]

脱コード化とルンペンブルジョワジー  

議論にはある程度のルールや前提が必要です。事実に基づく根拠や論理的な推論は、議論の質を高めるために欠かせません。また、議論の目的や範囲を明確にすることも重要です。 ですが同時に、同じ事実に基づいていても「解釈」は異なりま […]

言語の権力性 「高度な言い訳」は言い訳とみなされない

坂本龍一さんが若い頃、自分の音楽や思想に対するこだわりが強く、気に入らないことがあると感情的になって暴力を振るうことがあったようで、タクシー運転手をボコボコにしたという話は彼自身が認めており、そのことを本人はとても後悔し […]

「悪の巧妙さ」 ありふれたものにみえるありふれてないもの  

  「私たちは..」というような表現を嫌がる人がいますが、とはいえ案外「私たちは..」といえるような傾向性が「私たち」にはあります。 サピエンスとしての類型、原初の思考の型、ミーム、防衛機制、バイアス、そして「 […]

「令和のプチ表現の不自由展」と存在の耐えられない軽さ 

  「ファッションはアートか?」という問いが目に入り、そして様々な分野の人々によるその問いへの捉え方も一様ではないわけですが、以下↓のツィートをたまたま目撃した瞬間に思わず吹き出してしまい、 強力な笑いの引力に […]

「徳」の両義性

与論は常に私刑である。私刑は常に娯楽である  芥川龍之介 芥川龍之介さんは「将来に対する ただ ぼんやりした不安」で自殺したといわれていますが、あまりに頭が良すぎて「大衆」というものの本質を深く直観してしまい、どうにも人 […]