心・精神の病  輝きと暗闇の狭間に  

 

今回は「統合失調症」「歌・旋律の癒し」に関連するテーマで、記事前半ではアート作品・歌の動画を紹介しつつ、後半では統合失調症に関する脳科学ニュースを紹介しています。最初に紹介するのは「チームラボ 」さんのデジタルアートです。

 

この作品「花と人、コントロールできないけれども、共きる」は二回目の紹介になりますが、前回よりも映像 も構成もさらにパワーアップしています。

 

 

 

心・精神の病 統合失調症

 

ユングの言葉を二つ紹介します。

ico05-005 無意識にある世界に意識を向けることは、いたみなしではできない    ico05-005 自分自身の暗闇が理解できれば、人の暗闇についても理解できる

 

今年亡くなったデヴィッド・ボウイさんの母方の家系には、心・精神の病を持つ者達(躁うつ病や統合失調症)がいて、そしてボウイの異父兄であるテリーは精神病院に入院し自殺します。

 

この深い影が、デヴィッド・ボウイの精神を形作ります。ボウイ自身はセラピーを拒否し、独力による創造昇華の道を選びました。それは影と共に生きることであり、際どい道なのですが、そのことが類をみない彼の強烈な表現力となっていくわけですね。

 

宇多田ヒカルさんの母、藤圭子さんもまた心・精神の病に苦しんだ人で、類をみない存在感を放つ綺麗な人でしたが、治療を拒み、人生の後半では心・精神の破壊性が増していった人です。

 

宇多田ヒカルさんの新曲「花束を君に」と「真夏の通り雨」を聴いた時、以前の曲とは質的に異なる変化を感じました。  公式サイト ⇒ 花束を君に

 

 

統合失調症は他の多くの心・精神の病同様に、完全に解明されたものではないとはいえ、徐々にメカニズムが解明されてきており、治療法も徐々に確立してきてはいます。

 

そして遺伝が全てを決めるわけではなく、周囲の環境・接し方も大事ですね。これらが不適切である場合、「再発率」を高めたり、あるいは症状を「悪化」させることもあります。

 

特に「批判」と「敵意」、そして「適切な距離感」を持たずに情緒的に「同調し過ぎる」のも、情緒的な巻き込まれ ・陰性転によって逆転移を引き起こし、

それでは支える役割どころか相手にとって余計に状態を悪くする「負の関係性」になります。このあたりのポイントをとてもわかりやすくまとめてサイトを以下に紹介しておきますね。

 

参考 ⇒ うつ病、統合失調症などの再発率を5倍も上げてしま高EEとは?

 

ではラストに、統合失調症に関する脳科学ニュースを紹介し、記事の終わりとします。

 

「統合失調症解明に一歩前進」 より引用抜粋

アメリカでは今、200万人以上の人が統合失調症と診断されているが、残念ながら、今ある薬は症状を和らげる事が出来ても、治すまでには至っていない。

今回の研究は、何故統合失調症の人の前頭葉皮質が薄いのか、何故思春期に発病するのかの疑問に答えていて、統合失調症解明に一歩前進している。
(中略)
この研究では、”シナプス刈込”と呼ばれる成長過程に起きる脳の現象に注目している。”シナプス刈込”とは思春期の脳に起きる現象で、脳が弱い脳細胞連結や、あまり使われていない連結を削除する。
(中略)
前頭葉とは高次の判断をする脳の重要部署であるが、ここで思春期にシナプス刈込現象が起きる。最近の研究によると、統合失調症の患者の前頭葉では、

神経細胞の連結数が健康な人に比べて少ないと言う。今回の研究でも、シナプス刈込を異常に促進する遺伝子を持つ人は、その遺伝子を持たない人に比べて統合失調症を発症しやすいのが分かった。

研究では、このシナプス刈込遺伝子を特定している。統合失調症の患者では、ある遺伝子の変異体が、通常以上に刈込標識を付けているとしている。
(中略)
「主要組織適合遺伝子複合体は、ゲノムの中で今まで最も注目されていたが、難解な場所で、ここに何があるかが分からなかった」とブロード研究所のエリック・ランダーは言う。

この領域には、生体免疫反応に関する遺伝子があり、侵入してくるバクテリアに標識を立てる役割をしていると推測されている。そのため、統合失調症は自己免疫反応ではないかと疑う人もいる。

自己免疫反応とは、自分自身の細胞を外敵と判断して攻撃する反応だ。

ハーバード大学助教授のスティーブン・マックキャロル等は、最近の統計手法を使って分析し、主要組織適合遺伝子複合体にC4 と呼ばれる遺伝子の変異株4個を発見した。

そして、この遺伝子が、C4-AとC4-Bと呼ばれる2つの蛋白を生産していた。更に64,000人以上のゲノムを調べた所、統合失調症の患者は、健康な人に比べて過剰に活性化したC4-Aタンパクを持っているのが分かった。
(中略)
シナプス刈込については未だほとんど分かっていないから、シナプス刈込速度を落としたりするのは未だ先の話だ。何故C4-Aタンパクが異常な刈込を促し、C4-Bがそうではないかも分かってない。

「この研究結果に我々は大変興奮している。しかし、患者に実際に朗報をもたらすまでは喜ぶのは未だ早い」とエリック・ランダーは言う。

– 引用ここまで- (続きは下記リンクより)

引用元⇒ 統合失調症解明に一歩前進

心・精神の病  輝きと暗闇の狭間に  ” に対して1件のコメントがあります。

  1. novus_amor より:

    私は苦しんだ末、負の感情を手放すことなく、ひきずることなく、抱きしめて生きる決意をしました。

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