心理療法(サイコセラピー)東洋的メソッド・感性的なエクササイズ おすすめの紹介本
今日はブログ読者の一人の 「よちさん」のおすすめの紹介本をこのブログで紹介することにしました。
感性的なアプローチは「明らかに極論」「思いっきり主観的感覚」という部分も多々ありますし、スピ的な感じで「うん?」と感じる部分もあったりもしますが、スピに関する注意点は「病的な精神世界」のカテゴリーで沢山書いているのでそちらをお読みくださいね。
東洋的メソッド、感性的なエクササイズというのは効果は穏やかで、少しずつ少しずつ、という感じのものが多いです。あまりにも飽きっぽい人には向いていないかもしれません。
「誰かと競うための競争」ではなく「短期集中すれば何か凄いことがが得られる」というような魔法や奇跡を起こすものではありません。
私はいろんなこと書いていますが、これって数十年かけて体験してきたことや、ゆっくりと身に着けてきたことを基本ベースに、私なりに独自に分析・編集・表現しているので、受験勉強的な努力ではなく、仕事と絡んだ専門家的な知識の習得でもなく、知識コレクター的なものでもありません。
東洋的メソッド、感性的なエクササイズというのは、大事なのは「感性で知る」ことであり、「知識の詰め込み」「思考的な理解」はあまり意味はないです。
長年かけて自身の感性で感じ覚えたものしか「自身の知ったこと」にならず「知識」は多すぎるとむしろ邪魔になることさえあるくらいです。
大きなポイントは、一気に色々やり過ぎない、コロコロやることを変えない、無理せず頑張り過ぎない、気長に焦らずに続ける、短期の劇的な効果を期待しない、というところですね。
男女を問わず、「何かを本当に深く自然に身に着けたい時」って、丁寧にゆっくり工夫しながら日々バランスを保って取り組むでしょう。そういうものですよ、東洋的メソッド、感性的なエクササイズというのは。
人生の貴重な時間を削って過剰に自己を追い込むようなことや特殊なことはせず、多くの時間や大金を使わずに、一日数十分から何か自然に合うものをゆっくりはじめる、というくらいの感じでいいですよ。本も無理に読むことはありません。
心身のバランスを崩すようなエクササイズのやり方、知識への囚われ・盲信は、かえって害があるので、がむしゃらにやるんじゃなく、一日の中で少し取り入れ役立てる、くらいで十分ですよ。
私は、カテゴリで読む前にどんな本か想像して読むより、 初期フィルターをかけずに感性的に捉えて読んでいます。 いつも複数の視点から眺めるように読むので、万人受けはしないでしょうが、とりあえず、まとめということで。(よちさん談)
まず三冊、「ソマティック心理学 」、「ハコミセラピー―タオイズムと心理療法」「脳をみる心、心をみる脳」です。この三冊は、マインドフルネス・「心身一如」といった東洋の身体と心の捉え方に基づいたメソッド・エクササイズの理解・実践の参考になりますね。以下の外部サイトも参考に紹介しておきます。
次の3冊は『「傷つきたくない」気持ちの精神病理』、「脳の中の身体地図」、「からだを解き放つアレクサンダー・テクニーク」で、「よちさんのお気に入り度が高い本」での追加のメニューですが、
この手の本を選ぶ感性は私と同じというか、好きなジャンルです。そもそも感性アプローチは「感覚」や「主観」を大事にするものでもあるので、客観的な思考分析的態度から入らないものなんですね、
感性的に「ああこれわかるなぁ」というものとか、深い部分も含まれていることがあるので、そういうところだけを参考にする読み方でよいと個人的には思いますね。
次の三冊は、➀ 「いのちの輝き」は伝説の治癒者(ヒーラー)・オステオパシー医によるボディワークの本です。インディアン的な自然観という意味で面白いです。
➁『身体が「ノー」と言うとき』、➂『楽しく生きる―私には「会いたいもう一人の自分」がいる』は、感性的な「心・身体の理解」の全体性の中で、「癒しと抑圧」の関係に関する部分で参考になります。
次の三冊は、「愛撫・人の心に触れる力」、「子供の「脳」は肌にある」、「第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界」で、「身体心理学」「第3の脳」である「皮膚」の研究をそれぞれの角度からまとめた三冊の本。マインドフルネスやフィルトセンスとも感性的に関連するものですね。科学的には「うーん」な内容もアリですが読み物として面白いです。
ラスト三冊は、「支配されちゃう人たち」、「心を知る技術」「ラマナ・マハリシの教え」です。大嶋先生は、「ミラーニューロン」のことを書いた本も出されていましたね、とてもユニークな視点でありつつ、脳科学と感性的な東洋的な要素も含めた複合的な視点から「心」を見ています。
大嶋先生の分析は「感性的な人」にはとてもわかりやすいですが、ガッチリ理系な人にはちょっと「う~ん」っていう感じもあるかもしれませんね、私はシンプルに面白いと感じました。
やはり「相性」はあるでしょうが、例えば、人間関係の改善、ストレス・トラウマによるフラッシュバックの回避、などに役に立つ内容も含まれています。
高橋 和巳先生の「心を知る技術」は、とてもわかりやすいカウンセリング入門書といった感じの良本です。 ラマナ・マハリシはインドの有名な聖者さんです。個人的な感覚ですが、近代では数少ない本物、といえる人ですね。
日本のカルト系宗教のグルビジネス・一人教祖たちの霊能者商法がいかに醜く恥ずかしい強欲・傲慢な生き方かを痛感させてくれる、貴重な本物の聖者として生きた人と言えます。
「タントラへの道 精神の物質主義を断ち切って」
私はこの本を持っていますが、この本は現在売られていないようですね、図書館で探してみてください。密教系の本もずいぶん昔にかなり読みましたが、
「タントラ」とか「密教」とか聞くと今は「怪しい」「危険」というイメージを持つ人も結構いるようですが、それは変な新興宗教が植え付けてしまった歪んだ固定観念です。本質はそういうものではありません。とてもノーマルで素晴らしい内容の本です。(アマゾンンの中古本は滅茶苦茶な価格設定なっているので紹介しません)
ではラストに、Yさん紹介のこの曲も良かったので動画リンクを紹介しておきます。