認知行動療法 マインドフルネス 方法・実践 メンタルヘルス
マインドフルネス 後編です。前篇はマインドフルネスの基本をテーマにしましたが、今回は「方法・実践」がテーマです。⇒ マインドフルネス 前篇
マインドフルネス認知療法は、再発性を含むうつ病性障害・不安障害・慢性疼痛・物質依存・がん・糖尿病、そして境界性パーソナリティ障害・精神病性障害などに効果があるストレス対処法の1つとして認められていますが、
心・精神の病の回復だけに止まらず、そのリラクセーション効果は、体の筋弛緩効果をはじめ、気分をリフレッシュさせ、感情のコントロール、そして心を安静に保ち、
物の見方を広げ柔軟にするなどの副次的効果があり、集中力・記憶力の向上、身体感覚の向上などの潜在能力の開発にも補足的に役立てることが出来ます。
マインドフルネス 瞑想・ヨガ
瞑想というと東洋のイメージが強いですが、アメリカでは 一般の人々によって盛んに行われています。
下記リンク先のサイトは、マインドフルネス・トレーニングで用いる手法を幅広く紹介しています。マインドフルネスはシンプルなエクササイズばかりなので、一人で取り組むことも可能です。
マインドフルネスは今の自分自身のありにままの状態に注意を向け、「気づく」ことを目指します。身体の感覚と今ここでの「気持ち」に囚われずコントロールせず、「ただ気づく」ようにします。リラックスしつつ集中して実践してみましょう。
◇ ワンポイントの参考
以下に、NHKのためしてガッテンでの瞑想特集と、続けて「ヒューマンウェルネスインスティテュート」で紹介されている呼吸のマインドフルネスの手順です。
2016年9月28日(水)にNHKのためしてガッテンで瞑想特集が放送されました。その名も【脳が若返るめい想パワー」SP】。瞑想と脳の関係をわかりやすく解明し、瞑想を続けることによっておこる脳の変化と認知力のUPについて特集がされていました。
そして、実際にスタジオでマインドフルネス瞑想をスタジオで3分間実施し、マインドフルネスのやり方も解説。
◆ マインドフルネスの実践法(呼吸)
(1)手を前で合わせて合掌のポーズをとります。
(2)鼻からゆっくり4秒程、息を吸い込みながら、合掌したまま手を 上に押し上げていきます。
(3)下腹部に力を込めて、両手は、上げたままで7秒程息を止めます。 吸い込んだ息を全身に放散させる感じをイメージしましょう。
(4)肺に残っている息を全部吐き切るようなイメージで、両手を広げ、 8秒程かけてゆっくり下ろしながら、息を吐きます。
(5)(1)~(4)を2~4分程、毎日繰り返します。
※ 下記リンクより、マインドフルネスのウォームアップ映像もご覧になれます。
次に紹介するのは「マインドフルネスヨガ」シークエンス①・ ②です。二本続けてどうぞ。
マインドフルネスヨガ シークエンス①
マインドフルネスヨガ シークエンス②