強迫性と精神の病と才能・能力の関係    止揚・昇華・変容の方法        

 

今回は、強迫性障害や精神の病に関する負の側面ではなくて、

才能や能力との関係性、あるいは止揚・昇華・変容の方法に関する

ものをメインのテーマとして記事を書いています。

 

それ以外にも、「不安障害を持つ有名人や動物」、そして「IQ・C

Q・EQ」に関すること、「○○障害」というラベリングの良い面と悪

い面、などについても書いています。

 

前回、part3までの流れで書く予定より増え、強迫性障害・精神の病

に関するテーマで脳科学的に考察した追加の記事を新たに幾つか書く

予定です。今回はその補足ともなっている記事ですね。

 

 

 不安障害

 

不安障害」に分類されるものとして、強迫性障害、 パニック障害、
全般性不安障害、恐怖症、社交不安障害などがありますが、外傷体
験によって生じる心的外傷後ストレス障害(PTSD)も不安障害です。

また、薬物などによる「物質誘発性不安障害」というものもありま
す。

「不安障害」では、その特徴的な傾向として「予期不安」「交感神
経の興奮」「異常な情動反応」などが見られますが、こういうある
種のバランス異常がある人には非常に優れた能力・パフォーマンス
を発揮する人々がいます。

 

 

 

例えばスポーツ選手では、サッカー選手のデビッド・ベッカム、野
球選手のイチロー、ゴルファーの丸山茂樹など、
そして大実業家のハワード・ヒューズ強迫性障害で有名ですね。

パニック障害」の場合だと、

YUI、大場久美子、高木美保、堂本剛、中川剛、田中美里、森昌子 
マイケル・ジャクソン、ジョニー・デップ、ニコラス・ケイジ、ナ
オミ・キャンベル など、有名人にも多いですね。

社会不安障害」の場合だと、

キム・ベイシンガー(女優)、ローレンス・オリヴィエ(男優)
有名で、この二人はアカデミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞し
ています。

そして逞しいアスリートにもいますね、例えば人気フットボール選
手のリッキー・ウィリアムズや、スーザン・オニール (オースト
ラリアの水泳選手 アトランタ五輪、シドニー五輪で金)

 

アーティストのPatrick Kramerさんも強迫性障害を患っています。
そしてつねに完璧を求めてしまうわけですが、そのはけ口に始め
た絵画でも完璧を求めました。その結果の作品は以下に紹介のリ
ンク先でどうぞ。

これが絵って信じられる?? 強迫性障害の画家の作品にため
息が出る…

 

 

 

強迫性障害強迫性人格障害は「強迫観念」に縛られてることは同

じでも、強迫性障害の人は「強迫観念=人格」のレベルではなく、

特定の反復行為・条件反応が「やめられない・制御できない」状態

であり、

 

強迫性人格障害のような強迫観念的なマイルールが「価値感」とな

って人格化しその「こだわり」を外部に広く投影し、過剰に他者に

押し付けるようなことはありません。

 

またこのブログの読者の一部の方への補足ですが、強迫性障害は統

合失調症系や自己愛系同様に、カルト系宗教やオカルト系霊能者な

どの「ターゲット」=被害者にもなりやすいので注意が必要です。

 

通常の人でさえ恐怖や不安で揺さぶられて詐欺被害に遭います。カ

ルト系宗教や一部のオカルト系の霊能者などの自己肥大化した全能

感の持ち主とその盲信者達は、

 

取り込める相手、利用できる相手なら何でも取り込み「自身のため」

に利用します。「不安障害」を利用した搾取と洗脳も実際にありま

すので、「不安障害」の方は強欲な搾取者たちの被害に合わないよ

う注意しましょう。

 

良心の痛みを何も感じないような自我肥大者たちとは正反対に、

「不安障害」の方は非常に真面目・努力家で良い人々も多いのです。

 

実害はカルト以下でも、くだらない霊能者系のオカルト情報にも騙

されないようにしましょう。

 

「強迫性障害」より引用・抜粋

強迫観念、強迫行為となった宗教

宗教者が精神疾患の知識がなくて不用意にカウンセリングすると、
宗教的な行為である「坐禅・祈り・念仏・唱題」や他の宗教行事・
践・おまじないも、強迫行為になりえる。悪質な宗教者、カルト
宗教者は、クライアントの強迫性障害を利用して、

あわれなクライアントから金銭と労働を貪りとり、隷属させる危険
がある。だから、宗教観念が含まれているクライアントの治療に
は、心を洞察する「智慧」、認知的介入が十分に考慮されているカ
ウンセリングでないと強迫性障害は治癒しにくいであろう。

強迫性障害に無知な宗教者は、信者の熱心さと、強迫性とを混同す
おそれがある。それを利用して自己の利益をはかる宗教者がいる
であろう。霊のさわりとか、過去世の因縁といって、それを治すの
に高額の金銭を要求する者も同様である。

自己の貪りを自己洞察し、反省しない未熟な宗教者である。故意に
う、悪質なカルト宗教者もいる。いかがわしい宗教集団に入る人
が多くなって社会不安を大きくしないためにも、不安障害の人のカ
ウンセリングを行う社会の仕組みを拡大していくことが、その人に
とっても、社会全体にとっても重要なことである。(引用ここまで)

引用元 ⇒ 強迫性障害

 

 

 

生き物をよく観察している多くの人はおそらく感覚的に知ってい

ることですが、実は「動物」も「強迫性障害」になるんですね。

 

以下のTEDの動画を一つ紹介していますが、生物学の博士である

ーレル・ブレイトマンさんは美人で若い女性の方ですが、

 

とてもユニークな表現と柔らかい思考を持つ方で、彼女は動物から

学べる「人間性」や「強迫性障害」を語っています。

 

◇ ローレル・ブレイトマン: 強迫神経症で元気がないイヌやネコ
―私達人間が動物の狂気から学ぶこと

よく目にする面白い動物ビデオの背景には、妙に人間に通じる問題
存在します。ローレル・ブレイトマンが研究するのは、強迫性障
害のクマから自滅行動をするラット、ありそうもない友をもつサル
まで、

精神疾患のサインを示す非ヒト動物です。うつ、悲しみやその他人
同様の問題に向き合う動物を観察することから人間が学べること
は何かをブレイトマンが問いかけます。

 

これに関連する過去記事がありますので、それも以下に紹介してお

きますね。

動物心理学 動物のPTSD(虐待と孤独)とメタ認知の神経回路
メカニズム

 

もうひとつ「Nature Japan」のハイライト記事を紹介です。(詳細

は以下リンク先にご覧ください。)

統合失調症や双極性障害といった精神疾患と創造性が、遺伝的な根
を共有していることを示唆する報告が、今週のオンライン版に掲載
される。「Nature Japan」⇒ 創造性と精神病をつなぐ遺伝学

 

 

IQ、CQ、EQのバランスと能力の関係

 

そして前回書いた記事テーマとも重なりますが、

米誌『Harvard Business Review』においてTomas Chamorro

-Premuzic教授が「好奇心や感情知性が、知能指数と同じくらい重

」である理由を説明しています。

 

前回の記事も参考に紹介しておきますね。

知能・能力・創造性の脳科学的考察  「知・情・意」「守・破
・離」と小脳の役割

 

IQ(知能指数)CQ(好奇心・創造性指数)EQ(情動・感情

の知能指数)。 EQ「知・情・意」の「情」に関係が深く、

 

そして、CQは「無意識のゆらぎ・リズム」に支えられた「ワクワ

ク感」に関連するものです。

 

この二つが生き生きした「心」の躍動を生み出し、それが創造性

への原動力となります。

 

天才系はアンバランスな人が多く、CQが非常に高く「無意識のゆ

らぎ・リズム」の生命力も先天的に強力で、そこに高いIQが結び

ついており、EQが低い人が多い傾向です。

 

ですが適切に条件づけられたIQ「知・情・意」の「知」EQ「知

・情・意」の「情」「知・情・意」の「意」が結びつく時は、

天才も非常に良好なバランスを保つので、

 

クリエイティブな活動と共に、人間関係もバランスの良い活動表現

になるわけですね。

 

IQのみが高い人は一般的な秀才系で、事務処理型・情報処理型の

定型業務をスピーディーにこなす、あるいは蓄積した知識を用いて

正確に合理的思考する専門家・研究者・技術者向き知能でしょう。

 

まぁこれのみでも仕事の基本作業で見ればかなりの広い範囲に及ぶ

ので、能力としては様々に使える仕事力にはなるでしょう。

 

EQが高い人は人間関係でのバランスのとれた働きや、ビジネス・

起業などに有能な働きを見せることがあります。

 

CQとEQが共に高い人は、感性を生かした人間関係の濃い仕事に力

を発揮しやすく、CQとIQが共に高い人は、その知性の種類によっ

ても異なりますが、クリエイティブな活動に力を発揮しやすいでし

ょう。

 

アインシュタインのような傑出した科学者の特殊な脳を「システ

イザー」とか言ったりもしますが、「システイザー」の特徴は

天才性の本質ではなく、

 

システイザー」はむしろ「秀才型」の要素が特異に発達した結

果ですね。

 

アインシュタインはCQIQが非常に共に高いタイプで、EQが低い

=「人間関係を中心とした社会性の未発達」の人であるわけですが、

 

秀才の発達系=システイザーではあるけど社会性の未発達

あるタイプの一部の学者・教授タイプ」と「天才」のシステマイザ

ー的な能力の決定的な違いは創造性の高さの圧倒的な差異にあり、

 

CQとそのベースの「無意識のゆらぎ・リズム」の「生命力の強力さ

の差異」にあるわけです。

 

アインシュタインやホーキング博士のような天才と一般の大学教授

などを比較して「何か能力の質が根本的に違う独創性」を感じるの

はそういうところにあるわけですね。

 

私は一般的な秀才学者を見たり接していると、いくら彼等・彼女た

ちが理路整然として優れた論理的な話をしていても、心が窮屈でつ

まらなくなるんですが、

 

天才系の人々を見たり接していると、心が自然に弾み楽しくなるん

です。それは彼らが創造的に生きているからで、分析的・解析的・

論理的に生きているだけではないからです。

 

そしてIQ・CQ・EQと「知・情・意」のどれかに決定的な機能不全

や歪みが生じていたり、未発達である場合、負の創造性や知能への

方向性となることがあり、

 

例えばそれが独裁者・犯罪・カルト・人格障害・心・精神や能力

障害の傾向へと発達することもあるわけです。

 

 

 

では潜在的な可能性や、気質的な特徴を「具体的な現実的能力」へ

と生かし結晶させるのに必要な事はなんでしょうか?その一つが

「実行機能」を高めることなんですね。  ※参考 実行機能

 

『Science』の2011年8月9日号に「早期教育」が話題にとりあげら

れ、心理学者のA.ダイヤモンドとK.リーが「子どもの実行機能の

発達を助ける教育的介入」という総説を寄稿しています。

 

前頭前野を高めるための具体的な方法には、

コンピュータ・トレーニング、コンピュータを使わないゲ-ム、エ
アロビクス、武道(空手、柔道、剣道など)、ヨガ、マインドフル
ネス(瞑想)、学校の勉強などを繰り返し実行する

⇒ 脳を鍛えたければ「ラジオ」を聞け!

 

これらを行うと、前頭前野がよく働くようになる、というのですが、

確かに、うつ病や統合失調症や自閉症などの精神障害において前頭

前野などの機能低下は確認されていますし、

 

前頭前野がよく働くようになることで、自分の行動をうまくコント

ロールしたり、柔軟な思考となり、精神の健康や身体の健康の維持

力が高まり、

 

その結果、生活の質が良くなり、人生全般において安定した現実的

達成が得られやすくなる、という能力をもたらすわけですね。

 

そしてバランスの良い人は「過剰さや極端さ」に向かいにくい=

「犯罪・逸脱を犯しにくい特質」=「公共性の高さ」にも繋がる、

この方向性は私も肯定しているわけです。

 

ですがこれはかなり一般論的、マジョリティ向けの人間観で、見方

を変えれば「偏った能力の捉え方」「条件づけ」とも言えるわけな

んですね。

 

ヨガ、マインドフルネス(瞑想)の捉え方もいかにも西洋的で、

そのもうひつつの角度・側面は見落とされています。実際「見落と

されている方」にヨガ、瞑想の本質・精髄があるわけです。

 

そして、この「実行機能」の発達には個人差があり、発達障害や

ある種のバランス異常を見せる子供たちの中には、独特な発達過程

を経ていくタイプもおり、

 

一概に「右へ倣え」方式で万人一律に強制化したりするとかえって

悪化することや、見落とされることがあるわけです。「早期教育

もそうですね。

 

一般的には、人間は赤ちゃんの頃に誰でも持っている「反射」を、

自分の意志での運動や行動である「反応」に変え、複雑で自立的な

運動・行動ができるように発達していきます。(定型発達の場合)

 

そして能力で大事なのは、ワーキングメモリー(作業記憶)の能力

を高めることであるとか、「流動性知能」はワーキングメモリー

(作動記憶)と密接な関係にある、ということも基本的なことでは

あるのですが、

 

私自身のバランス異常の回復での感性的な理解では、心の高次の領

である精神機能前頭前野が深く関連していることは基本として

認めても、

 

低次とされる脳領域とも相互依存的な関係性に在り、「脳は全体性

として機能する」という実感と共に、心も体も知能も能力も全体性

として在る、と考えているわけです。

 

IQ・CQ・EQと「知・情・意」の関係性・バランスにおいてもそう

ですが、そこに「捉え方の差異」があるわけですね。

 

これは単に理論的に、というのではなく、全体性として機能する時

に最もバランスが良いことを実際に感じるわけですね。

 

ただ、能力主義的・合理的知能至上主義的に人間の優劣を決め、そ

して秩序や統制を重んじた社会の要請で「外側から」人間のバラン

スを計るのであれば、

 

前頭前野だけ鍛えてればいい的な人間観に収束するのも、まぁグロ

ーバル化時代の合理主義化した「人間の均一化・統一化」に向けた

無意識的・意識的な時代の傾向なんでしょうね。

 

脳科学・心理学を過信しない方が良い

 

脳科学を過信しない方が良いでしょう。というよりも「脳科学や心

理学だけで人間を見ない方がいい」と言い換えた方がよいですね。

 

「脳や心」というものに関しては、まだまだわからないことは沢山

あり、

 

そもそも人は、完全隔離された生活でもない限り、

親・友人・同世代・知人等の作用、それらが生み出す判断・評価・

言葉・行動の心理的干渉も様々に受けています。

 

それは意識的なものもあれば無意識的な作用もあるのです。

 

個人の性格とか人格とかいいますが、人間は1個体だけの脳・意識

に完結した存在として初期プログラムされて生きているロボットで

はないのです。

 

また自然界や生活環境の物質的作用・干渉や、時代・文化の価値傾

向の心理作用、そして「経済」などの現実的な問題、「法律」「倫

理」などの現実的な制約も受けています。

 

その複雑な力学に条件づけられた状態で、「人間」の適性や能力の

高低を性急に「特定の専門家の物差し」で決定・選別することは、

 

「人間」という生き物の全体性から見た場合、分離的な人間観に発

展する可能性が高まるでしょう。

 

実際、子供の頃に武道やらピアノやら勉強やらを早期教育させたり

それらをキチンと訓練して能力が高くても、また親・兄弟が優秀で

も、結果的に精神異常や犯罪者になる人はいるし、人格に極端な歪

みを持つ人に育つこともあります。

 

心理学者の親に育てられても、教育者の親に育てられても、科学者

や医者に育てられても、社会的成功者に育てられても、犯罪者にな

ったり、人格の発達に難を示す子供は沢山います。

 

逆に、学問的な知識や高い能力など一切ない普通の人でも、立派な

子供・健全な子供をちゃんと育てます。

 

さらに、「様々な意味で不足した負の状況・環境下」にあった人々

が、成長後に凄い能力を発揮することもあります。

 

 

言うまでもないことかもしれませんが、

強迫性障害であれ、統合失調症であれ、双極性障害であれ、発達障

害であれ、能力・感性・性格・体力・気質にはそれぞれ個性の相違

があり、何でも一概にひとくくりには出来ないでしょう。

 

ですが「長いタームで多角的に人間を見るのではなく、短いターム

でデジタルに均一化した価値基準や適性評価で判断される傾向」の

中では、

 

「規格」に合わないというだけで負の面ばかりを強調する、という

風潮が強くなると感じるわけですね、そして過剰に「問題化・障害

化・異常化」されてしまい、スティグマなどのラベリング作用で排

斥化されてしまうことも多いわけです。

 

その結果、未熟な部分が解決されないまま、また良い部分が伸びな

いまま放置されたり、二次障害などでさらに悪化するなどの現象に

も繋がるわけですね。

 

今回の角度とは全く違う感性的な角度から「自我」と「歪められた

無意識」の力学を考察した過去記事もありますので紹介しておきま

すね。

「自己責任」の行き着く場所  親・子/ 教師 編   「自我」
と「歪められた無意識」の力学

 

「○○障害」というラベリング

 

ですが、私は「障害」のラベリング自体には問題はないとも思うわ

けですね。

 

何故なら、ラベリングがないことによって「何が何だかわからない」

まま苦しんだ私や、前回紹介した「野田あすか」さんのように、

(野田あすかに関する過去記事は以下リンク先にて。)

型・形にとらわれることで見失うもの 発達障害のピアニスト紹介

 

「障害だと知らない」から、そのままカオスに投げ込まれて、わけ

のわからない苦しみにもがくケースもあるんですね。いやむしろこ

れはレアケースではなく、私はそういう人が想像以上に多いと感じ

ます。

 

私の場合は結局「知らないまま」だったので、ただ苦しく、もがき

ながら自力で治し、そしてその後も「私は何を治したのか」にも気

づいてさえいなかったのです。

 

何かずっと苦しかったけど、元気と調和が回復したのだからもう過

去のことはいい、と過去への分析を全て投げ捨て「今」を生きるこ

とに集中したのですね。

 

「私は何を治したのか」に気づいたのは、母の双極性と強迫性の症

状、そしてある種の愛着障害の悪化を私が一緒に治す過程でのこと

なんですね。

 

ですがそれはまだ「一部」だったのですね。私が感性で気づいてい

たことはもっと多岐にわたり、あくまでもその中の「部分」として

の意識現象なんです。

 

それはこのブログで書いている他のジャンルの内容にも反映されて

いるわけですが、それは今回のテーマではありませんので話を戻し

ますね。

 

そこで気づいたことは、出来るだけ楽に短期間に治療するためには、

1. 正確な定義(ラベリング)  2.適切な治療   3.周囲の良き理解者

この三つが「セット」であることがとても大事であることですね。

 

私はこの全てがなかった状態だったので、やはりそういう不毛な苦

痛は出来ることなら味わわせたくない、と痛感するわけです。

 

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