桜の映像と花の現代アート作品  「輝くもの」と「散るもの」の存在の詩

 

もうまもなくすれば桜が開花しますね。 今日は「癒しの休憩タイム」で、桜の映像と、花に関連す現代アート作品を紹介します。

 

 

その前に、『秒速5センチメートル』のサントラ「想い出は遠くの日々」のピアノcoverを紹介します。 「桜の花」の輝きの詩と、同時に「いづれ散りゆく存在」のはかなさの詩を感じさせる旋律です。

 

この作品は、現実の時間の中では打ち消され忘れられ生き残れなかった詩の世界が、まだどこかに生命力をもって生きているかのように感じられる名作ですね。

 

 

 

『秒速5センチメートル』とAC

 

『秒速5センチメートル』は、2007年に公開された新海誠によるアニメーション映画で、1話「桜花抄」2話「コスモナウト」3話「秒速5センチメートル」からなる作品です。

 

人それぞれですが、私は「コスモナウト」が一番好きですね。 新海監督の作品はどれも映像の美しさが際立っていますが、とくに「秒速5センチメートル」は音楽も映像も印象的です。

 

まるで桜が散る姿のように、脆くせつない存在の姿の一面が描かれています。そしてこの主人公の男性は、見方によってはAC(アダルトチルドレン)のようでもあるんですね

 

通常の場合、この主人公のような感覚を持つことがあってもそれは思春期・青年期あたりの一過性のもので、しかももっと弱い感覚でしょう。

 

とはいってもそれは決して否定的な意味ではありません。様々な表現そして人間の能力・創造的可能性というものは、ある種の「偏り」から「高められる、深められる」ということがひとつの力学として存在するのですね。

 

その「偏り」が分離肥大化して完全な異常人格とかになってしまわなければ、実は通常の人には理解出来ない何かを理解できる貴重な機会「キッカケ」にもなるからです。

 

なので、特に若い頃はアンバランスでも、時間をかけて徐々にバランスを回復させて自己を調和的に統合させていけばよいわけです。

 

桜の映像と、花の現代アート作品

 

ではここから、とても素晴らしいクオリティの高い「桜の映像」をひとつと、以前にこのブログで紹介した「チームラボ」さんによる「花の現アート作品」を二つ紹介します。

 

[HD]南伊豆・みなみの桜と菜の花まつり

 

Time-blossoming Flowers / 時に咲く花

 

花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に

 

 

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