桜の歌と季節の変化を楽しむ心  

 

関東でも桜が開花しましたね。あっという間に春ですね。今日は最初に桜のヒット曲の動画と「桜を詠んだ和歌・俳句」を幾つか紹介します。

 

その後に続けて、「不自然」「外的変化」「過剰適応」「内的な適応」をテーマに、心身のバランス異常の起きる原因のひとつを書いています。

 

ico05-005 散る桜 残る桜も 散る桜 (良寛)

 

最初の動画はコブクロの 「桜」の熊木杏里さんのカバーです。女性バージョンもいいですね。声が綺麗で「桜」の雰囲気がよく出ています。

 

 

 

 

ico05-005 花ちりて 身は下やみや ひの木笠     (与謝蕪村)

 

ico05-005 山の日は 鏡のごとし 寒桜       ( 高浜虚子)

 

 

次は森山直太朗の「さくら」のピアノバージョンです。歌、歌詞もいいですが、旋律だけというのも別の良さがありますね。

 

 

 

ico05-005  花も葉も光りしめらひ     われの上に笑みかたむける山ざくら花     ( 若山牧水)

 

ico05-005 花の色は 移りにけりな いたづらに  我が身世にふる ながめせに  (小野小町)

 

次の動画はケツメイシの「さくら」です。Goose houseのカバーです。

 

 

ico05-005 山里の 春の夕暮れ 来てみれば    入相の鐘に花ぞ散りける( 能因法師)

 

ico05-005 風さそふ 花よりもなほ 我はまた    春の名残をいかにとやせん (浅野長矩)

 

ico05-005 散ればこそ いとど桜は めでたけれ      憂き世になにか 久しかるべき  (作者不詳)

 

 

外的変化への過剰適応と内的な不適応

 

「うつ」というのは幾つかの種類がありますが、ストレスと深く関係している心身のバランス異常であることは共通しています。そして「外的変化への内的な不適応」がストレスと深く関係しています。

 

「外的変化への外的な適応」を形では出来ていても、内的な適応が全く追い付かないために、バランスを崩してしまうわけです。

 

また、「内的には不適応」にも関わらず、無理に「外的なものへの過剰適応」を続けることによって、限界に達した時、「内的な不適応状態」が外側に現象化します。

 

以前に生活環境や職場環境の変化で起きるうつ症状書いた記事があるので参考にどうぞ。⇒ 燃え尽き症候群と「うつ」 現代社会を生きる男女 のストレスと心の病

 

 

そして、「外的変化」というものには生活環境や職場環境だけでなく、日照時間・気圧の変化・季節の変化という自然環境の変化もあります。

 

以前に無意識と心の関係をテーマにした記事で書いたように、生き物としての私たちの体は、心の無意識領域で大自然とリンクしています。

 

なので、季節の変わり目に風邪をひきやすいとか、日照時間・気圧の変で抑うつ状態になったりするわけです。

 

季節の変化に柔軟になるには、「季節」の変化を楽しみ、その刻々と変わる自然の姿をゆっくりと味わって過ごすことが大切です。そうすることで、体・無意識が季節に対応できるよう内・外が調和的に自然調律されます。

 

古来から日本には、季節を深く味わい季節を楽しみ、自然を愛する繊細な文化がありますが、そうやって共に変化していく知恵がそこには込められているわけです。

 

他にも、体内時計が狂って不眠症になったり心身のバランスが壊れることも現代社会ではよくある現象です。そういう方も朝に「太陽の光」を直接感じるだけで結構よくなったりするんですね。

 

〇 「太陽・光」+イメージ療法  ちょっとした 元気回復エクササイズ

 

二種類の不自然さ

 

人間は社会的な動物であり、人間の不自然さというものは2種類あり、「体が自然のリズムと不調和になってい生き物としての不自然状態」と、「心・精神の内的状態が外的世界(社会生活)と不調和なっている状態」です。

 

後者には二種類の要因があり、心・精神の内的状態を機能不全にする「外的世界(社会生活)の干渉による負の影響」がひとつの大きな要因であり、これは深層心理学や社会心理学や社会学の目線で、過去の記事で考察してきました。

 

そしてもうひとつの大きな要因は、心・精神の内的状態が社会生活よりも「先」に機能不全化しているために、外的世界(社会生活)との調和が出来なくなっている状態です。 これに関して考察した記事は主に「家族の心理学」のカテゴリーにあります。

 

 

記事のラストになりましたが、「26さいのわたしのイマ」という「抑うつ病」の診断を受けた方が運営するサイトがあり、そのサイトを最近見つけました。今回の記事テーマに関係が深く、内容もとても良い視点で書かれているのでここで紹介しますね。⇒ 過剰適応から解放されるには?〜わたしを育てる方法〜

 

 

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