「無意識の的確さ」と「顕在意識のミス」  「直感で動くサル」対「考えて動く人間」 

 

無意識の転写part4です。今日は無意識の特徴の理解の補足として、「無意識の的確さ」と「顕在意識のミス」が記事のテーマです。今日は生物学的なアプローチで動画を参考にそれを見ていきます。

 

ヒトがサルに「判断」で負けることもあるんですね。サルと人は殆ど遺伝子的には差がありません。そして脳や体の構造も非常によく似ています。サルは人間から高度な顕在意識の働きを抜きとったような「無意識のヒト」のモデルのような生き物ともいえるでしょう。

 

つまりサルを観察することで「ヒトの無意識」がどのようなものか、をその剥き出しの実例を見ることが出来ます。もちろん、脳や身体はヒトと全く同じというわけではないですが、

 

「考えて動くヒト」「無意識で動くサル」の比較によって、思考機能メインの場合と直感の機能メインの場合にどういう違いがあるのか?を観察できるわけですね。

 

ここで追加更新で外部サイト記事をひとつ紹介します。これはドイツのマックス・プランク進化人類学研究所が行った実験で、オランウータンやチンパンジー、ボノボなどの類人猿が心理学における「誤信念課題」、つまり相手の立場になって考える、他者の心を類推する能力を持っていることが確認された、ということです。

 

⇒  多くの類人猿は相手の立場にたって考えることができる

 

 

以下に紹介の動画では、「直感で動くサル」対「考えて動く人間」の実験によって、「無意識の的確さ」「顕在意識のミス」がわかりやすく証明されています。

 

ヒトは類稀な顕在意識の発達によって言葉と精神を作りだし、地球の生物の頂点として発展してきました。ですが無意識の直感機能の精度は、人間の顕在意識の精度を超える場合もあるのです。

 

例えば「達人」「天才」と呼ばれる人たちも、この「無意識」の部分がどれだけ意識化されているかで決まるのであり、

 

無意識にはまだまだわからないことが多いです。これを単に抑えつけて抑圧化すればいいというようなものではなく、本来はもっと理解され意識化され生かされるべき要素も多い領域だと思いますね。

 

ico05-005 自分で無意識に. やっていることを、もっと意識しなければ. ならない(イチロー)

 

コリン・キャメラー: 神経科学、ゲーム理論とサル

ある2人が交渉をしているとき―それが競争か協力であるかを問わず―彼らの頭の中では、いったい何が起こっているのでしょうか?行動経済学者 コリン・キャメラーは、我々がどれだけ他人の考えを予測できないかを示した研究を紹介します。さらに、チンパンジーが人間よりも優れているとの予想外の調査結果も提示します。

 

 

 

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