佐世保高1 同級生殺害事件の分析のズレと思い込み シリアルキラーとは何か?
しばらく記事更新の間が空きましたが、今回は「佐世保高1同級生殺害事件」のテーマでpart2です。前回は踏み込んだことは書いていませんが、今回は少し踏み込んだ内容のことを書いています。
まず様々な憶測・分析が飛び交う中で、分析の根本的なズレ・思い込みだと感じたものを幾つかピックアップして検証し、今回の事件の本質にあまり関係のない「余計なもの」を取り除き整理しておきます。まずそうすることで、もっとシンプルな核心が見えてきますし、次の分析段階に集中できるからです。
まず、以下の5つのものが今回の事件の本質と「無関係」か「関係ある」かを整理します。
➀「根本的な原因は現代の教育姿勢だ、昔はもっと人の痛みがわかった、今の若者は人の痛みがわからない」 ⇒ 全く関係なし
➁「今までやってきた教育は無意味で、生徒の心に響いていなかった」⇒ 全く関係なし・この手の異常性・事件は一般教育の改善でどうにかなるものではない
➂「原因は、現代アニメやホラー映画の悪影響だ」⇒ 事件そのものには全く関係なし・(間接的には関係あり)
※ アニメなどが間接的に関係するというのは、「殺し方」「犯罪の形」には影響することがあっても、「殺意」「破壊衝動」そのものとは無関係である、という意味。つまりアニメなどあってもなくても「誰かを何らかの方法で殺そうとする」
2019/4 追加更新
以下、外部サイト記事からの引用です。
オックスフォード大学インターネット研究所は,暴力的なビデオゲームを長時間プレイすることと十代の若者の攻撃行動の間に関連は見られないと発表した。
Royal Society Open Science誌に掲載された研究は,オックスフォード大学によると「これまでで最も決定的なものの一つ」であるというRoyal Society Open Science誌に掲載された研究は,オックスフォード大学によると「これまでで最も決定的なものの一つ」であるという
➃「根本的な問題は、今の社会にある」⇒ (深い意味で)関係はあるが、先天的な「猟奇性」というのは、今の社会云々というよりももっと特殊な「生物学的」な異常であるため、社会を「直接的な原因のひとつ」にすることは出来ない。
これを突き詰めるともっと人類的・生物学的な深いテーマになるため、また別の機会に記事を書く予定です。
⑤「根本的な問題は、親・家族にある」⇒ 関係はあるが、先天的な異常を含んだ子供の理解しがたい意識状態というものは、通常の意識よりももっと深い「無意識」を含むものであるため、これを全て親が理解し対処することはかなり難しい面もある。「一般的な非行少女」や「難しい年頃の子」を扱うのとは次元が違う。
「根本的な原因は現代の教育姿勢だ、昔はもっと人の痛みがわかった、今の若者は人の痛みがわからない」「今までやってきた教育は無意味で、生徒の心に響いていなかった」というのであれば、
体罰や厳しい躾・指導が当たり前だった昔はさぞかし「人の痛みがわかった」のでしょう。では実際はどうか見てみましょう。未成年(10~19歳)の「殺人検挙人数と比率(10万人当たり)」の年次推移の図を「少年犯罪データベース」より引用紹介します。
図・引用元 ⇒ 少年犯罪データベース 少年による殺人統計
上の図を見れば一目瞭然ですが、「今の若者は人の痛みがわからん」と言っている昭和20年~昭和40年の世代こそ、ここ半世紀で一番「人の痛みがわからん時代」だったようです。
殴り合い、叩きのめせば人の痛みがわかる人間になるとでも思っているのでしょうか?体罰・スパルタ教育が減ってきた1990年代以降は、未成年の殺人はむしろ低い位置で横ばいです。
しかも昭和20年~昭和30年代に少年だった人々は、「人の痛みがわからん子が多かった」だけでなく、この世代の少年が年をとってからも犯罪の多い世代です。
現在、高齢者の犯罪は右肩上がりで増えていますが、この世代の人々なんですね。しかも高齢者の総数が増えたから増えたということではなく「犯罪率」でも高いわけです。
以下の記事も参考にどうぞ。⇒ 日本的倫理と犯罪心理学 日本はモラル低下及び犯罪が急増しているか?
まず「以前の日本は今みたいな少年の猟奇的事件なんか殆どなかった」という思い込みから壊していきましょう。
そしてこの手の殺人には「アニメなんか何の関係もない」という本質も理解しましょう。以下は昭和2年~昭和33年までの13歳以下の殺人事件です。(多すぎるので一部をピックアップしたもので、実際はこの数倍の事件数です。)
以下「少年犯罪データベース」より引用
昭和2年(1927).2.11〔小学生(満9~10歳)が槍で友人刺し殺す〕
昭和2年(1927).5.17〔小学校高等科1年(満12~13歳)が学校で下級生殺害〕
昭和3年(1928).6.17〔小4(満10~11歳)が友人を刺殺〕
昭和4年(1929).2.4〔小6がいじめ殺人〕昭和4年(1929).2.19〔9歳(満7~8歳)が6歳を猟銃で射殺〕
昭和5年(1930).7.1〔小6(満11~12歳)が級友7人を毒殺未遂〕
昭和6年(1931).2.19〔小学校高等科1年生(満12~13歳)が同級生刺殺〕
昭和7年(1932).2.10〔小6(満11~12歳)が学校で上級生刺殺〕
昭和7年(1932).4.23〔14歳(満12~13歳)が幼女レイプ〕昭和7年(1932).9.25〔6歳(満4~5歳)が友人の目を突き刺して重態〕
昭和8年(1933).3.18〔小5(満10~11歳)が連続放火〕
昭和8年(1933).8.20〔小2(満9~10歳)が3人殺害〕
昭和9年(1934).11.21〔小3ら3人が同級生を火炙り殺人未遂〕
昭和9年(1934).12.6〔中1(満12~13歳)連続通り魔が女性27人を切る〕昭和10年(1935).1.29〔小2(満9~10歳)が銃で傷害負わす〕
昭和10年(1935).2.1〔小5(満10~11歳)が教室で実弾爆発させ重傷〕
昭和10年(1935).6.18〔小6(満11~12歳)が学校放火〕
昭和10年(1935).9.13〔小学生2人が万引きして店員をナイフで刺す〕
昭和11年(1936).4.10〔小5(満10~11歳)が幼児誘拐〕昭和12年(1937).6.20〔15歳(満13~14歳)が主人一家ら3人殺害〕
昭和13年(1938).2.22〔13歳が育ての親の伯母殺害〕
昭和25年(1950).11.4〔中2が警官を射殺〕
昭和25年(1950).12.15〔小2が姉を殺人未遂〕
昭和26年(1951).6.6〔8歳が盲目の叔母を殺害〕昭和27年(1952).11.3〔12歳が爆弾テロ〕
昭和28年(1953).7.9〔中2が連続レイプ〕
昭和31年(1956).1.14〔中1が妹殴り殺す〕
昭和32年(1957).5.14〔小6が幼女猥褻殺人〕
昭和32年(1957).5.22〔5歳と6歳が殺人〕昭和33年(1958).4.28〔小3が注意されナイフで切る〕
昭和33年(1958).5.11〔小学生が弟を焼き殺そうとする〕引用・参考元 ⇒ 少年犯罪データベース 13歳以下の犯罪
ちなみに「最年少」の猟奇的事件は「昭和52年」に起きた事件です。昭和52年(1977).10.13〔2歳女子がカミソリで赤ちゃんの顔を切り刻み殺害〕
「確かに昔もビックリな状態であったことは認めるが、しかし女の子の犯罪は流石に少なかっただろう」という思い込みも壊していきましょう。
以下は昭和2年~昭和31年までの未成年女子の殺人事件です。(これも多すぎるので一部ピックアップしたものです、実際はこの数倍の事件数です。事件内容も実にエグイです。)
以下「少年犯罪データベース」より引用
昭和2年(1927).6.17〔小4女子(満8~9歳)が授業中に同級生女子殺害〕
昭和2年(1927).3.5〔19歳女子(満17~18歳)ら母子が父親殺人〕
昭和2年(1927).11.26〔16歳女子(満14~15歳)が陰口恨んで毒殺未遂〕
昭和4年(1929).2.9〔20歳女子(満18~19歳)が母の顔をカミソリで切り裂く〕
昭和8年(1933).1.22〔20歳女子(満18~19歳)ら兄妹が父親毒殺〕昭和8年(1933).4.15〔18歳女子(満16~17歳)が兄と関係して赤ちゃん殺害〕
昭和10年(1935).9.4〔15歳(満13~14歳)女子が幼女を誘拐殺人〕
昭和10年(1935).9.4〔小学生女子(満10~11歳)が級長選挙に落ち学校放火〕
昭和15年(1940).6.25〔18歳(満16~17歳)主婦が妊娠中に近所の幼女殺人〕
昭和17年(1942).7.10〔16歳女子(満14~15歳)ニートが幼女殺害〕昭和23年(1948).12.6〔中2女子(満13~14歳)が厳しい母親に反発し一家皆殺し〕
昭和24年(1949).3.5〔小6女子(満12~13歳)が裸リンチ〕
昭和24年(1949).6.10〔14歳子守女子が幼児2人殺害、1人殺人未遂と放火〕
昭和28年(1953).4.3〔12歳女子が母親射殺〕
昭和31年(1956).3.9〔19歳女子が結婚に邪魔な家族4人を皆殺し〕引用・参考元 ⇒ 少女による殺人事件
どうですか?アニメも時代も関係なく、「13歳以下の子」も「女の子」も度々人を殺しています。いいえそれどころかむしろ昔の方が猟奇的な事件が多いわけなんですが、
やっぱり今の方が多いと感じる錯覚は情報量の差でしょうね、昔はネットもなく昭和初期はテレビもなかったわけですから、事件を耳にする回数・映像のリアル感もなく、情報は活字メインだったわけです。
情報量とその質によって「現実の印象」が変わっていただけで、「現実そのもの」が良かったわけではなく、実際は驚くほど猟奇的な事件が既に昭和初期から多発していたわけです。
学校教育がどうとか、現代社会がどうとか、そういう大きな形・大きな環境因子が猟奇的事件の本質なのではなく、先天的な生物学的異常要素を持って生まれてくる子供というものは、どうやっても一定数出てくるんですね。
ただ過去の事件を色々調べると、先天的な気質以外の外的要因では、「親」「家庭環境」「幼児・児童期の人間関係」というものが深い影響を与えたと分析される事件も多々あります。
つまり、後天的な要素(虐待・イジメなど)で脳の機能不全状態に陥った場合も、先天的な機能異常と同様・同レベルの結果になる可能性はあるのでしょう。
ただ後天的なものが大きい場合であっても、先天的な要素も同時に含まれている可能性が高いでしょう。後天的な要因で生じる猟奇性・悪魔的人格の考察に関しては過去記事を参考にどうぞ。⇒ 悪魔的・猟奇的な人格を脳科学+認知心理学で検証
どちらにせよ、こういう特殊な殺人事件は「より身近な狭い範囲」に原因を絞った方が本質が見えるものでしょうね。
そして、凶悪犯罪事件の発生数を「若者の健全度の基準」ということにするのであれば、「いつの時代も一定数生じている若者の凶悪犯罪」は右肩下がりで減っているわけだから、むしろ今の方が昔よりも「教育」は良くなった、と言えるでしょう。
殺人だけでなく、強姦や強盗などの凶悪犯罪も昔よりずっと減っているんですね。ですが違う意味での問題点はあります。それに関してはテーマが異なるのでまた別の機会に書きますね。
ではもうひとつ追加で引用しますが、以下は昭和9年~昭和46年までの未成年(15歳以上の未成年)男子の殺人事件です。(これも一部ピックアップしたものです、実際はもっと多いです。)
以下「少年犯罪データベース」より引用
昭和9年(1934).3.15〔20歳(満18~19歳)の真面目な長男が何人殺せるか試すため一家皆殺し〕
昭和10年(1935).2.20〔19歳(満17~18歳)ニートが老女レイプ殺人〕昭和10年(1935).4.13〔17歳(満15~16歳)通り魔が女性10人以上を襲う〕
昭和10年(1935).11.16〔17歳(満15~16歳)の名古屋連続通り魔、女性80人襲い1人刺殺〕
昭和11年(1936).4.16〔18歳(満16~17歳)の向島幼女連続殺人事件〕
昭和11年(1936).4.25〔19歳(満17~18歳)が主人一家6人惨殺〕
昭和12年(1937).6.15〔15歳ニートが理由なく美貌の人妻を惨殺〕昭和12年(1937).10.5〔15歳(満13~14歳)が幼女百人以上誘拐しレイプ殺人〕
昭和13年(1938).1.14〔18歳(満16~17歳)が墓を暴いて女性の死体を弄ぶ〕
昭和14年(1939).4.6〔20歳(満18~19歳)ニートが母親ら4人刺殺〕
昭和14年(1939).6.17〔15歳(満13~14歳)が幼女2人連続殺人死体レイプ〕
昭和17年(1942).10.12〔18歳の浜松9人連続殺人事件〕昭和18年(1943).4.21〔15歳(満13~14歳)がノコギリ通り魔〕
昭和20年(1945).4.17〔17歳(満15~16歳)が一家5人を惨殺〕
昭和22年(1947).9.19〔17歳(満15~16歳)が女性2人をレイプ殺人 大阪少年小平事件〕
昭和23年(1948).3.20〔14歳ニートが完全犯罪の実験のため幼女殺害して死体に文字を刻む〕
昭和24年(1949).9.14〔18歳ニートが覗きで隣りの銭湯一家5人殺害〕昭和26年(1951).3.24〔16歳が両親ら3人殺害〕
昭和27年(1952).12.10〔16歳の挫折した秀才が罪をかぶせるため友人殺害〕
昭和28年(1953).7.5〔18歳ニートが幼女をレイプ殺人して死体を切り裂く〕
昭和32年(1957).3.4〔18歳ニートが一家7人皆殺し〕昭和33年(1958).10.2〔17歳が片想いの幼なじみを駅で惨殺〕
昭和37年(1962).7.17〔20歳ニートが授業中の女高生を射殺〕
昭和43年(1968).12.28〔19歳工員が買物の行き違いから一家3人刺殺〕
昭和44年(1969).1.8〔19歳が青年を刺して車で圧殺〕
昭和46年(1971).8.2〔19歳ストーカーが一家4人殺傷〕引用・参考元 ⇒ 少年犯罪データベース
シリアルキラー(殺害行為を主目的に行う犯罪者)の種類やレベル
まず、以下に紹介のサイトはデータを良くまとめてあるので、参考として二つの記事を紹介しておきます。
〇 黒人シリアルキラーの出現率は白人の2倍:殺人鬼1800人のデータ解析から
〇 サイコパスの脳の神経回路は一般人と違うことが判明(英研究)
「世界のシリアルキラー」に関しては検索すれば色々と出てきますが、内容があまりに残酷な恐ろしいものばかりなので、ここでは敢えて紹介しません。関心のある方は自身で調べてください。
シリアルキラーにもいろいろあります。 その凶暴性・趣向・知能の強弱・個体差がかなりあります。海外の有名なシリアルキラーの狂気性は物凄く、また知能も非常に高い場合は見事に正体を隠しているのでなかなかつかまりません。
治療は非常に難しいでしょう、というよりも治療法がない。深刻な機能異常が既にあり、まずそれをどうにかしないことには、道徳教育など何の効果もないからです。正論を言い聞かせてどうにかなる状態ではないんですね。
ただ、サイコパス=シリアルキラーではなくて、サイコパスは凶悪犯罪など犯さない社会適応型も多く存在するので、シリアルキラーはより特殊化したサイコパスの変種ですね。
以下に「シリアルキラー化したサイコパスの衝動」を分析した記事を紹介していますが、もし佐世保高1の加害者の女子生徒が上手く警察を欺き捕まらずに海外に留学したとしましょう、その場合、シリアルキラーはさらにエスカレートし、超モンスター化した可能性もあるでしょう。
通常の一般人にとっては「大きな苦痛・ストレス・不快・恐怖・悲しみ」でしかないはずの「ヒトの殺害」をシリアルキラーは何故「快楽・喜び」という欲求対象とするのか?
について、以下の記事はなかなか的を得てる、というか、私の分析とも重なる部分が多いと感じたので紹介することにしました。
「映画『凶悪』残虐性は「人間が持つ普遍的な暗部」と描く。だが最新科学は先天的障害であるとする(その4)」より引用抜粋
「1.18サイコパスが邪悪で暴力的である根本原因」
(前略)
極限の恐怖の表情や叫び声で機能不全の扁桃体がわずかに反応するのではないかと思われる。このわずかな扁桃体の反応が麻薬のように快感として作用するのではないかと私は考える。麻薬の快感が切れた時に再び快感を求めるように、サイコパスは邪悪な行為を繰り返す。麻薬患者が麻薬以外に関心がなくなるのと同じように、サイコパスは邪悪な行為が最大の関心事になる。
機能不全の扁桃体のわずかな反応にすべてを注ぎ込む。扁桃体が反応するまで、より刺激的な拷問や暴力へとエスカレートする。
相手が苦しみ悶えれば悶えるほど、恐怖で悲鳴を上げれば上げるほど、自分が暴力をふるって興奮すればするほど、扁桃体が反応し、サイコパスは生きている感覚を束の間だが少しだけ取り戻す。サイコパスの邪悪な行為は、病気の症状から、少しでも逃れようというあがきでもある。
14人を殺害したR.ラミレスは言う「人殺しがたまらなく好きなんだ。人が死んでいくところを見るのはほんとにいい。俺が頭を打ち抜いてやると連中は身をよじってさ。血がドッと流れるのもいいね」と(M.ストーンp192)。
70人近くを殺害したT.セルズは「喉を切り裂き大量の血が流れるのを見ると『アドレナリンがドッとめぐる』のを感じる。それで何週間かは腹の虫が治まるのさ。だが、再び殺しの『一服』が必要になる」と話している (M.ストーンp209)。
サイコパスは記録を残す。サイコパスは、被害者の叫び声や人体を切り刻 む場面をビデオなどで記録しているものが多い。M.ストーンが調べたサイコパス約600人の内70人以上が記録を残している。
虐待を行うサイコパスでは半数が記録を残す(M.ストーンp198、p281)。記録を使って思い出し、扁桃体の反応を、後でじっくり繰り返し味わうためであろう。
記録を残すところに、殺すことが目的でなく、自分自身への刺激のためというサイコパスの本質が見える。
サイコパスの邪悪な行為はわずかな扁桃体の反応を求め、生きている感覚を少しでも取り戻そうとする悲しさがある。サイコパスは、刑務所に入っても刺激を求める衝動は消えず、刑務所の中で他の受刑者を殺害することが見られる(M.ストーン)。
サイコパス犯罪者となる幼少時代の手がかりの3特徴に、自律神経不全による寝小便以外に、放火と動物虐待がある。放火は燃え広がる火の危険が、安全欲求の扁桃体部分を反応させると考えられる。
猫を切り刻んだり、犬を絞め殺したりする動物虐待は、死や恐怖に対する 安全欲求や対象を認知する認知欲求の扁桃体部分を反応させると考えられる。
– 引用ここまで- (続きは下記リンクより)
佐世保同級生殺害事件の加害者は、上に紹介の記事に出てくるシリアルキラーのM.ストーンほど凶悪ではありませんが、シリアルキラーは捕まらずに犯行を繰り返すうちにどんどん麻痺して凶悪化していきます。
例えば最初はネコ、次にヒトというように、段階を追っていきながら、殺し方もますます大胆・過激になる傾向があるんですね。